南あわじで白亜紀の地層と化石を探る


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表題の人と自然の博物館主催のセミナー(講師:古谷 裕さん)に昨日参加しました。

人と自然の博物館の本田さんの車に便乗させていただいて、参加してきました。
午前中は、南あわじ市福良公民館で講師の古谷さんの詳細な資料を元に講義がありました。私自身は専門が植物ですので、地学系は知識が少なく、大変勉強になりました。

  • 和泉層群について
  • 淡路で産出するアンモナイト化石
  • 和泉層群と大阪層群との不整合
  • 恐竜や翼竜の化石について

昼食は、近くのうどん屋でとりました。そこは何と徳島銀行の支店跡を改装したお店で、店内には大金庫がそのまま食事場所の一室として上手に使われており、びっくりしました。
私は、「たこ天そば」をいただきました。たこ天の入ったそばというのは初めてだったので、おいしくいただきました。

午後からは、いよいよフィールドワークが始まりました。
最初は、阿万西町の青少年交流の家南側の露頭の見学に行きました。ここでは、和泉層群の砂岩と泥岩の層が見事に交互に重なっているのが見られました。砂岩や泥岩を岩石ハンマーで割り、新しい断面を見たり触ると違いがわかります。
次に、そこから少し東側では、砂岩と泥岩の互層の和泉層群の上に大阪層群が不整合でのっかっている露頭が見られます。また、断層も見られました。
最後に、今回のメインである化石がほぼ確実に採集できる灘仁頃の露頭に行きました。ここは、和泉層群でも下灘層と呼ばれる層で他の層とは異なり、層理が明瞭ではありませんでした。砂岩が主体の泥岩を含む層でした。ここでは、化石の観察眼を持っている人は、容易に化石を採集することができます。私はそれほど上手ではないので、二枚貝1つとサンドパイプの中身の砂のかたまりを採集するだけにとどまりました。

今回は、久しぶりのフィールドワークを十分に堪能することができました。また、地層に関する知識の実地における再確認ができ、化石そのものも少々ながら採集することができ、とても充実した一日を送ることができました。やはり、専門家の方の話を聞きながら、実際のものを見聞していくというのは実にいいものだと再確認できました。

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