ファラデーラボで2泊3日


いつもは、金曜日夜の開催なので、参加したくてもなかなか参加できなかった、加古川で森本さんが設立された「かがく研究所」でのファラデーラボに2泊3日の「夏の学び舎」に全日程参加してきた。

かがく教育研究所

かがく教育研究所

8/17(水)
「7色のミョウバン結晶作り」 私の作品は残念ながら、少し温度が高かったようで、種結晶が少しとけたため、テグスからはずれ下に落ち、ビーカーの底で平面的な結晶になるという悲惨な結果となった。

「天体観望」 なかなか、出番のない「BORG77EDII」を持ち込んだが、残念なことに曇天でほとんど星を見ることもできず、結局、星の写真は撮れなかった。

「シダ植物の観察」 今日しかおられない人もいらっしゃるということで、私が現在、大学院で研究中のシダ植物について、話と「胞子」「前葉体」「胞子嚢のはじける様子」を実体験してもらった。胞子嚢のはじける様子が意外にも大人気で、みなさん、ファーブル(NIKONの実体顕微鏡)の接眼部にデジカメをひっつけて、コリメート法で撮影するため、何度もリクエストがあった。喜んでもらえて良かった。

「あさがおの観察」 大西さんより、今年の科教協で発表したプレゼンを聞かせてもらった。が、びっくりしたことに小学校1年生でここまでアサガオの観察がきっちりとできるものかということである。中学生でもなかなかそこまで、観察はできないと思える。本当にすばらしい実践報告であった。

8/18(木)
「授業で使える電気工作と実験」 4つの力・箔検電器・高感度導通テスターを学習そして作製を行った。中でも超感動したのが、光通信である。光通信とは、もっと複雑な装置でしなければならないと思っていたが、非常に単純な回路でできることにびっくりである。

「シダ植物の観察」 この日は、わざわざ楠田さんが前葉体をみるために来て頂いた。楠田さんには、マメヅタのハート型の前葉体を見てもらった。また、胞子嚢のはじける様子も見てもらった。来た甲斐があったといって頂き、とてもうれしかった。

8/19(金)
「播磨平野の地形と地質を読み解く」「岩石実物図鑑の作成」  地質図を作るためにどんな作業をされたのか、初めて聞く機会を得た。こんなに大変な作業の結果、できあがっていることを知り、改めて觜本さんの偉大さに感激した。そして、播磨平野の地形のでき方を研修した。最後に岩石実物図鑑を、淡路の五色浜で拾ってきて頂いた、たくさんの石ころの中から目的の石を拾い集め、自分で完成させるのである。一つずつ岩石のストーリーを聞きながら、探すのであるが、これがなかなか簡単なようで難しい。似たようなものがたくさんあり、とても難しいのである。

以上で2泊3日の研修は終わったが、非常に中身の濃いものであった。
少し、疲れはしたが、心地よい疲れである。
次回、参加できるときが楽しみである。

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